2025年2月28日(金)から開催する企画展、

「ぽたかふぇ。×女子美展」に参加させていただきます!

 

この投稿では展示やコンセプトについて、

そして各作品のキャプションを掲載しています。

 

⚠︎コンセプトでは今回の作品の具体的な説明、

キャプションパートでは、それぞれの作品の写真を掲載しているため、

当日お店での初対面を楽しみにされている方はネタバレにご注意ください!

 

「ぽたかふぇ。×女子美展」

会期

2025年2月28日(火)〜3月11日(火)

 

場所

ぽたかふぇ。

〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目21-5 ハイツ・ロイヤル2F
電話:03-5373-8099

JR中央線 高円寺駅 北口から中通り商店街を徒歩3分。
セブンイレブンの向かいにあるビルの2Fです。

 

営業時間

12:00〜19:00(最終入館・LO 18:00)

 

定休日

水・木定休

 

参加作家(順不同)

きよみずミチル

田中美香

りんりん(cioccomoca)

おおやぎえいこ

momochy

ぷり

リジンスキー

かおかおパンダ

 

*momochyの在廊予定はございません

*カフェのためワンオーダー制です。

*3名以上でご来店の際は、ぽたかふぇ。さんまでお電話でご予約ください。

 

今回の展示と作品のコンセプトについて

この度、女子美術大学の先輩でもある店主さんが営むぽたかふぇ。さんで開催される、

女子美を卒業した作家さんを集めた企画展にお誘いいただきました。

 

大学時代、私はオーケストラのサークル活動やグループ展などの学外活動に明け暮れ、

なかなか学内の方との交流を待つことができなかったので、

こうして同じ大学の卒業生の皆さまとのご縁をいただけたことをとても嬉しく思います。

 

せっかくの女子美展、「何か大学生の頃の作品作りと繋がることをやりたい」という思いから、

今回ははじめてのセルフオマージュに挑戦してみることにしました。

 

セルフオマージュには、大学生の頃に制作した作品の中から、

自分の中でターニングポイントとなった思い入れのある作品を3点選びました。

 

販売グッズについて

ぽたかふぇさん限定で、今回の作品をモチーフにしたステッカー(税込¥300)を販売します!

とてもかわいい仕上がりです♩

 

⚠︎ここから下は作品のキャプションです。

まずは会場でお楽しみいただきたいため、

作品の写真は会期後半になりましたら掲載させていただきます。

 

展示作品紹介

 

ほしのこ

制作年:2025.02

画材:水彩絵の具、色鉛筆

 

2013年3月大学1年生の頃の作品のセルフオマージュ。

 

元の作品は、大学1年生の春休み、

私にとってはじめての展示である「親子三代展 キムフェス」を開催するにあたり制作した作品のひとつです。

 

キムフェスでは初めてのグッズとして、展示作品から4種類のポストカードを作ったのですが、

その時一番人気だった絵柄がこの「ほしのこ」でした。

 

しかし4作品の中で唯一原画の大きさや色味がしっくりこなくて、

ポストカードはあるのに原画の展示が叶わなかった幻の作品です。

 

ポストカードは当時どのくらい作ったらいいのか分からず、

1種類当たり300枚も作りました。

 

マシュマロ紙で手触りもさらさらで、

段ボール箱に4種類ぴったりと詰められて届いた時の感動を今でも覚えています。

 

沢山作ったポストカードたちは、この「ほしのこ」が一番最初に完売し、

その後他の3つの絵柄も少しずつみなさんにお迎えいただき、ついに最近、最後の絵柄も残り数枚になりました。

 

300人もの方々がこの「ほしのこ」のポストカードをお迎えしてくださっていると思うと、とても感慨深いです。

 

そんな「ほしのこ」を今回セルフオマージュするにあたり、

この頃特徴的だった瞳の描き方を変えると大きく雰囲気が変わりそうだったので、瞳を閉じている女の子にしました。

 

また、今回の3作品は大学生の頃の私が描いていた時のように、

前もって構図や色を決めたりせず、本番の水彩紙に直接描き進めてみました。

 

昨年、久しぶりに水彩絵の具で作品を制作した際は、

エスキースからカラーラフ、下書き、線画の書き写しまでをすべて順序立てておこない、

整った作品作りをおこなっていたので、その時と比べると大幅に変えています。

 

「ほしのこ」を最初に描いた2013年の時のことは、今でも覚えいます。

女の子から描き始めて、細い細い筆で一周星空を描きました。

その後色が薄い感じがして、もう一周。少しずつ塗り重ねて作り上げた星空でした。

 

今回も、女の子から描きはじめました。

ひとつ変わったのは、うさぎを描き足したこと。

 

色使いは2013年の絵をそっくり再現しようと試みたわけではないのに、

いざ描き終わると星空の雰囲気がそのままで、12年もの時を経て同じようにできるのは、

その頃の自分と繋がった気がして嬉しかったです。

 

額縁の金色のアクセントもぴったりで、

12年越しにやっと、お気に入りの作品が初めてみなさまと対面できるような気持ちです。

 

小宇宙

制作年:2025.02

画材:水彩絵の具、色鉛筆

 

2014年2月大学2年生の頃の作品のセルフオマージュ。

 

小宇宙は、大学2年生の時何かに悩み、数日間布団に篭ったのちに、

ふと思い立ち枕のすぐ横にノートパソコンとペンタブを並べて一気に描き上げた作品です。

 

その時何に落ち込んでいたのか今は全く覚えていないけれど、

絵が描き終わった時、私にはまだこんな絵が描けるんだ、と、

自分の中に埋もれたいたきらきらしたところを見つけたような気持ちになって、

とても救われたことを鮮明に覚えています。

 

私の作品は暖色や淡い色合いの絵が多い中、

この「小宇宙」はこれまで沢山の方に、

「この絵が好きなんだよね」と教えていただく機会が多い作品でした。

 

この作品が生まれた背景や、沢山の方が好きでいてくださっていることも含めて、

私の中でとても大切な作品のひとつです。

 

その後深い青を使った作品は、デジタルイラストでは七夕をテーマにした作品などで描いていますが、

水彩絵の具で表現をしたのは今回が初めてかもしれません。

 

今回はハガキサイズほどの額に合わせて、

女の子をアップで描くと決めていたので、元の作品とは色の配置を変えました。

 

今回の画角の中で元の「小宇宙」の色合いや雰囲気を表現することを意識しています。

 

その結果、確かに今の私の作品なのに、

長年連れ添ってきた「小宇宙」の雰囲気はそのままで、

懐かしさと新しさをどちらも感じることができて、はじめての感覚と出会うことができました。

 

髪飾りのお花は、額縁のお花の装飾にも合わせています。

額入りの原画ならではのおもしろさもお気に入りです。

 

元の作品では、女の子は儚い表情をしていましたが、

11年の時を経て、少し芯があるような、そんな表情になりました。

 

 

ゆめのせかい

制作年:2025.02

画材:水彩絵の具、色鉛筆

 

2016年3月大学4年生の頃の作品のセルフオマージュ。

 

2016年春、新卒でWebデザイナーとして就職させていただくことが決まっていて、

しばらくの間は展示ができないだろうからと踏み切った初個展。

 

初個展は、今お店(ricca mocca)を開いている吉祥寺でおこないました。

 

「ゆめのせかい」は個展のDM (ご案内用の絵葉書)のメインビジュアルのために制作した作品で、

DMの作成期限が迫るなか、「思い切り楽しみながら描いてみよう」と思い、

大きな真っ白なスケッチブックに色鉛筆で好きなように描いて生まれました。

 

「ゆめのせかい」はそのまま初個展のタイトルにもなっています。

このタイトルは小学生の頃、

大好きな音楽の授業で歌った合唱曲の名前「夢の世界を」がひとつのきっかけになっていて、

今でも作品を見ると、この合唱曲が頭の中で流れます。

 

歌詞にある「さあ出かけよう」という言葉が好きで、

これから向かう世界へのわくわくした気持ちや決意が、

これから新しい生活が始まる大学4年生の春の気持ちと重なり、当時を思い出します。

 

今回描き進める中で一番発見が多かった作品で、

「あ、こんなところに鳥がいる」「ここにもお花が飛んでる!」なんて楽しみながら描くことができました。

 

みなさまへ

今回、はじめてセルフオマージュをしてみて、新しい発見が沢山ありました。

 

オマージュをするためにじっくりと元の作品と向き合うと、

自分でも忘れていた細部へのこだわりや遊び心、

綺麗なポイントを見つけることができて、作品と今までより対話することができました。

 

そして新しく描いてみて、

今回の新作たちは確かに初めて見る新しい作品なのに、どこか懐かしさも感じます。

 

その時々の作品はその時にしか描けないものだけれど、

絵を見ると、過去の絵も今の絵も確かに私が描いたものであることがはっきりと分かるような、

初めての感覚になりました。

 

そして今回の作品たちは、セルフオマージュであることを抜きにしても、

自由で、のびのびしていて、柔らかさのある素敵な絵になりました。

 

額との組み合わせもとびきりにかわいくて、

3作を並べた時のバランスも気に入っています。

 

素敵な作家様の作品と、ぽたかふぇさんの美味しいお料理やデザートと共に、

ぜひ間近でお楽しみいただければ幸いです!

 

また、ぽたかふぇさんのある高円寺から、リッカモッカのお店までは電車で9分です。

はしごも大歓迎ですので、お待ちしております♩

 

 

吉祥寺に1年限定ショップをオープン!2025年11月末まで

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